
‘ Dot as Presence ’ Moscow, 2017
「 余白の中の存在 」
Photo by Midori Okutake
「銀の森」と呼ばれる森がある
モスクワ郊外の、自然保護区域のことだ
夏、
白樺は風に揺れ
人々は集い
その名の意味はまだ見えない
冬、
凍った川
雪に覆われた大地
葉を落とした白樺と針葉樹が
細く長く立ち並ぶ
ふいに斜めの光が雪に反射し
木の幹を銀色に輝かせる
薄灰の空
黒茶の枝
白銀の幹
削ぎ落とされた色彩と、静寂という名の余白
——
あなたなら
この余白に
どんな色を置くだろう