Vol.4 「パラレルキャリア」のワードローブ〜②似合う色をアクセントカラーに〜

STYLE+PLUS <起業家のSTYLEにプラスの発想> 自分らしく人生を楽しむ人とその事業を応援するSTYLE PHOTOSが、独自の視点で起業家のスタイルアップに役立つ情報をお届けします。

<パラレルキャリア>で理想のライフスタイルや装いを求め、歩み出すNさんのお話のつづきです。

本業はスーツ姿でバリバリと働く一方、パラレルキャリアでは好きが高じて作り上げた、ビンテージ家具と民藝雑貨に囲まれたコミュニティスペースMOCCOの運営を始めます。もともとの個性を活かしながらも、事業者の顔としてのイメージをどう作るのか?実際にNさんのワードローブを拝見することになりました。

大人のワードローブはベーシックカラーに落ち着きがち

Nさんのワードローブ

Nさんのパーソナルカラーは<スプリング>。つややかな肌タイプ、春のような明るいイエロー、ピンクなどがお似合いです。

そんなNさんがついつい選んでしまう色は茶系。アウター、トップス、ボトムス、インナー類。見事にベージュやブラウンが並んでいます。イメージコンサルティングをしたときの悩みのひとつが「疲れて見えやすい」とのことでしたが、それは身につけるものがパーソナルカラーよりトーンの低い茶系に偏っているためかもしれません。

そしてなにより、このままでは目指すような「理想のライフスタイルと装い」は表現しにくいと思われました。

着用シーンに応じてワードローブを分類する

もう一つの課題は、本業用のフォーマルスタイル(スーツ)とカジュアルスタイル、ホーム用のリラックス着が混在していることでした。そこでまず着用シーンに応じた3つに分類することに・・

ビジネススーツにスカーフを加えて顔色UPのご提案も・・

事業イメージとパーソナルカラーを取り入れたスタイル提案

分類が明らかなビジネスフォーマルは1箇所に集め、カジュアルめの洋服からパラレルキャリアのイメージに近いものを選別していきました。そこでNさんの手持ちの服を生かしつつ二つの方向性が見えてきました。運営するスペースのコンセプト<ビンテージ家具>と<民藝>に沿ったものです。

STYLE①はNさんがお気に入りのH&Mのワンピース。インド人デザイナーANAMIKA KHANNAが手がけたFolklore感のあるデザイン。STYLE②はビンテージ家具に調和するトラッドカジュアル。かばんやスカーフなどにユーズドアイテムを取り入れ、個性とこだわりを出します。

いずれも顔周りにパーソナルカラーのアクセントを加えることで、顔映りをパッと華やかに個性が伝わるコーディネートのご提案でした。

実現した二つのSTYLE

Nさんは後に,この二つのSTYLEを実現し、パラレルキャリアのファーストステップを踏み出しました。

一つ目は女子大学での講演会、テーマは女子学生に向けての多様な働き方。Nさんのように本業を持ちながら、パラレルキャリアで自己実現している女性が数名登壇してプレゼンテーションするという内容でした。そこで選んだSTYLEは①のワンピース。本業のようなスーツ姿ではなく、はじめて自分の<好き>を自由に表現したスタイルです。パーソナルカラーのアイテムこそ間に合いませんでしたが、大きめのゴールドアクセサリーとおでこを出したヘアスタイルが顔まわりを明るく演出しました。聴講する学生さんたちに、好きを形にするパワーが伝わったことでしょう。

講演会のスタイルは自分の「好き」がつまっている

二つ目は運営するコミュニティースペースMOCCOの、プレオープンイベント。関係者や起業家たちを招待し、空間そのもののプロデュースを初披露しました。そのときのSTYLEは②トラッドカジュアル。あらかじめ買い物同行させていただき、代官山のビンテージショップで手に入れたジャストサイズのユーズドジャケットとスカート、そこにパーソナルカラーのスカーフを加えました。 これまで茶系に偏りがちでくすみがちに見えたお肌が、パッと明るく見えるようになりました。

ビンテージショップで巡り合ったジャストサイズのユーズドアイテム
初イベント後のショット

パラレルキャリアにおいては、自分の理想を求めるあまり立ち止まったり悩んだりしていたNさんですが、初イベントで空間に調和した装いで立つ姿は堂々と輝いていました。Nさんはふだん5号を着用するとても華奢な体系で、ビンテージアイテムで合うサイズがあるか心配でした。偶然にもジャストサイズのジャケット、デニム、スカートと巡り合えたのは奇跡です!こうした一期一会を楽しむ洋服選びそのものが、Nさんの理想のライフスタイルにも沿っているようでうれしく思いました。

新しい季節に「似合うSTYLEとカラー」を

1月〜2月は気温が低く寒い日が続き、黒や茶色のベーシックカラーで落ち着きがちです。でも空の色は年末よりずっと明るく、日も長くなっていきます。装いのどこかに「春」を取り入れたくなったら、小さなものでも「自分に似合う色」をアクセントにして身につけてみませんか?新しい季節にSTYLEを変えてみたくなったら、ぜひご相談くださいね。

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