Vol.3 「パラレルキャリア」のワードローブ〜①装いは自己表現の一部〜

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パラレルキャリアを持つ人が増えている

<パラレルキャリア> いま、私の周りの20代〜40代くらいの会社員を中心に、この言葉がよく聞かれるようになった実感があります。

今年2024年11月1日に「フリーランス新法」が施行されました。これにより発注する業務委託側に取引条件を明示すること、報酬を適正に支払うことなどが法律により義務付けられました。フリーランスとしてより働きやすい環境整備、各企業で促進されつつある社員の副業解禁により、今後いっそうパラレルキャリアが一般化されることが予想されます。

実際のところ、本業以外の仕事を持つ人はどの程度いるのでしょうか? ミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』(エン・ジャパン(株))上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「パラレルキャリア/副業」についてアンケートを行ない、1,743名から回答を得た結果があります。(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000744.000000725.html

あなたは、本業以外の活動(パラレルキャリア/副業)を取り組んでいますか?

「パラレルキャリア・副業の両方をしている」「パラレルキャリアをしている」「副業をしている」と回答した方にお伺いします。始めた理由を教えてください。(複数回答可)?

このアンケートによると全体の約25%の人が、すでにパラレルキャリアや副業をしている。その目的は複数の収入源のほか、「本業では得られない経験」「やりたいこと」「新しい人間関係」といった経済的側面だけでない、いわばライフスタイルの幅を広げる活動であることがみえてきます。

パラレルキャリアでは、装いは自己表現の一部

今回、イメージづくりについてご相談を受けたお客様Nさんもまさにその一人。専門的な会社でバリバリ働くキャリアウーマン。育児もしながら、国内出張に飛び回るアラフォーのかっこいい女性です。

それだけでもすごいのに、パラレルキャリアでライフワークともいえる事業を立ち上げる予定です。パラレルキャリアは、本業とは180度異なるクリエイティブ要素が高い事業。ふだんのスーツは脱いで、自分自身のライフスタイルに沿った心地よい外見イメージをつくりたいと考えています。

新しい自分のイメージゴールを描く

私がまずご提案したことは、イメージプランニングを一緒におこなうことでした。自分の視点だけでやみくもにイメージを変えたり、単にスタイリストの提案を受けるより、一緒に価値観を共有することで内面的にも「Nさんの自分らしさ」の追求ができるからです。

実際にお話ししながら、現在のイメージについてApperance(外見)、Behavior(所作)、Communicationの3点から客観的に分析します。

新しいパラレルキャリアの自分は、だれにどのようなイメージを伝えたいか?そのために現状から、どのような方向へ印象を変えることが必要か?を定めます。

Nさんの場合、

誰に・・立ち上げる事業を利用する未来のお客様に向けて。サービスに関わる関係者に向けて。

イメージゴール・・事業内容にリンクして、「ビンテージモダン」「folk craft」というイメージキーワードが浮かんできました。

セッション後には、現状と目指すべきゴールをまとめたレポートをお渡しします

パーソナルカラー、ボディ&フェイスライン分析で持ち合わせている個性をいかす

つぎに、理想を描くだけでなく、もともと持ち合わせている個性を生かすため外見的なパーソナル分析をしました。

カラードレープを使い、パーソナルカラーを診断します。その中でも最も似合うベストカラーをご提案します。

身体とお顔の特徴をチェックします。個性を生かしがら、コンプレックスをカバーするためのアドバイスをします。

Nさんのパーソナルカラーは<スプリング>、骨格はウェーブ。つややかな肌タイプの丸顔。かわいい雰囲気が魅力です。本来は、春をイメージさせるやわらかく、軽やかな装いがしっくりくるタイプ。でも目指すイメージゴールは「ビンテージ」「folk craft」といったやや重みのあるイメージ。個性を活かしながらも、どう理想へ近づくのか?

パーソナルカラー等の分析結果、スタイリング提案をまとめてお渡しします

Nさんとはつぎに、ご自宅のワードローブを確認する約束をし、実際のスタイリングへと進めることになりました。続きは次回のJournalで。

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